伊勢志摩観光コンベンション機構は、1月24日から高付加価値インバウンド旅行者向けに伊勢志摩地域での観光タクシーの需要拡大を目指し、WEBサイトを開設するなどテストマーケティングを開始した。これまで電話予約が中心だった伊勢志摩地域内のインバウンド向けタクシーサービスのDXを目指し、訪日旅行前(旅マエ)や東京、京都などの都市圏への滞在中(旅ナカ)でのタクシー利用の獲得や、伊勢志摩地域の認知獲得と誘客を目指す。サイト名 (英語) The Ise-Shima Taxi Service /(日本語)伊勢志摩タクシーサービスURL https://iseshima-taxi.jp/WEBサイトは、ラグジュアリーホテルが多く、伊勢志摩から2~3時間圏内の京都、大阪からの需要を見込んだワンウェイタクシープラン(伊勢志摩までの片道送迎)と、伊勢志摩で滞在するホテルを起点としたラウンド観光タクシープラン(伊勢志摩での観光周遊)を用意している。地域での連携タクシー会社は、株式会社三交タクシーと野呂自動車有限会社の2社で、今後も連携タクシー会社を拡大する予定。本機構が、令和6年度に実施している二次交通の拡充に向けた調査によると、高付加価値旅行者の受入に先進的な域外のタクシー会社では、ゲストに対する外国語対応やコミュニケーションなど乗務員個人のスキルだけではなく、乗務員に対するモチベーションの醸成やスキルアップの基盤づくりなどマネジメントのスキルも求められていた。令和5年度のモデル観光地の選定を受けて、高付加価値旅行者の誘致や受入に向けてマスタープランを策定し、それに基づきウリ(高付加価値旅行者のニーズを満たす滞在価値)、ヒト(ガイディング、ホスピタリティ)、コネ(高付加価値旅行者とのネットワーク、情報発信)などの拡充を目指して実証事業に取り組んでいる。今回のテストマーケティングで、令和7年度以降も高付加価値旅行者の受入に向け、本機構は伊勢志摩地域のタクシー会社の乗務員やマネジメントのスキルアップもサポートしていくという。公益社団法人 伊勢志摩観光コンベンション機構について公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構は、行政区域の枠を超えた伊勢志摩広域で、かつ官民が一体となってさまざまな観光振興事業を展開することで、地域経済の活性化及び文化の向上に寄与することを目的としている。・観光情報の発信事業・観光客及びコンベンションの誘致促進及び受入体制の整備に関する事業・インバウンド推進事業、伊勢志摩情報発信プロモーション事業、VISIT伊勢志摩事業、MICE誘致事業、誘客促進事業・観光情報の調査研究及び観光客の満足度の向上に関する事業・観光産業及び観光文化の振興と人材の育成に関する事業・伊勢志摩フィルムコミッション事業・伊勢志摩学生団体誘致委員会