株式会社チェンジホールディングスは、観光DXの推進を通じた地方創生の実現を目的に、2025年8月1日付で、訪日外国人向けコンサルティング・プロモーションに特化した新会社「株式会社Onwords」を設立した。Onwordsは、インバウンド事業で豊富な実績を有するWAmazing株式会社から「地域観光DX事業」および「訪日マーケティングパートナー事業」の2事業を譲受し、行政および企業向けのサービスを展開。チェンジHDは、今回の新会社設立を通じて、グループとしての観光事業を一層強化し、インバウンドを起点とした地方創生のさらなる推進を目指す。設立の背景と狙いインバウンド市場が急速に回復・拡大するなか、観光を軸とした地方創生が、あらためて国家的に重要なテーマとして注目されている。観光庁によると、2024年のインバウンド旅行消費額は過去最高の約8.1兆円を記録。2030年には15兆円規模への成長が目標として掲げられ、自動車輸出額についで2位の外貨獲得市場へと成長している。こうした環境下において、チェンジHDは、人口減少に直面する日本を持続可能な社会にするための事業展開に注力。中期経営計画(DJ3)では地方創生領域において、「都市部と地方で、人とお金の循環を促す」をコンセプトとして、観光事業を重要な戦略的事業と位置付けている。これまでも、株式会社トラストバンクが運営するふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」での観光に関する返礼品開発の支援や、同社とともに観光分野でビジネス展開をする株式会社トラベルジップを中心としたグループ各社の自治体ネットワークの活用を通じた観光DXを推進してきた。今回設立するOnwordsは、チェンジHDの観光事業の拡大を図るため、インバウンドに特化した事業展開をしているWAmazingから地域観光DX事業および訪日マーケティングパートナー事業の2事業を譲受し、これを起点に、当社グループとしてインバウンド領域での本格的な事業展開を進めていくという。Onwordsは、WAmazingが有する既存契約やプロジェクトの包括的な継承、および当該領域における高い専門性と現場実行力を持つ人材を引き継ぐ。またWAmazingが運営するOTA事業(会員基盤約70万人)と連携し、旅行者の購買・行動データを活用し、より高度なマーケティング提案やプロモーション支援も提供できる体制を整える。Onwordsの主な事業Onwordsは、以下2つの領域を主軸に、観光分野での事業展開。① 地域観光DX事業(主に行政・自治体向け)地域に対し、「調査・戦略策定」から「商品造成」「受入環境整備」「情報発信・販促」までを一気通貫で支援。中央省庁や自治体、観光協会、DMO(観光地域づくりを行う法人/Destination Management/Marketing Organization)との豊富な実績を有するWAmazingの行政支援ノウハウや、同社の会員基盤を活用した独自のリサーチ力を引き継ぎ、実効性の高い提案・納品を行う。支援例:定量・定性調査、戦略立案外国籍人材による視察やモニターツアーによる商品磨き上げ・検証多言語翻訳(中国簡体字・繁体字、英語など)SNS・メディア・KOLを活用した観光地プロモーションWAmazingサービスと連動した旅ナカ広告/アンケート設計OTAや月間220万PVを誇るWAmazing自社メディアを活用した販路拡大② 訪日マーケティングパートナー事業(主に企業向け)台湾・香港・中国・東南アジアなどからの訪日旅行者(会員数約70万人)に関する購買データ・行動データを活用し、企業のインバウンド戦略を「旅マエ」から「旅アト」まで統合的に支援。提供するサービス:WAmazingオウンドメディアによる記事制作(ネイティブ編集者による翻訳・執筆)SNS運用・広告(Facebook, Instagram, YouTube, WeChat 等)旅ナカにおけるSIMカード連動型広告、ローミングSMS広告、空港・航空関連広告訪日中の免税EC販促、越境EC販促、来店誘導クーポン、滞在中のCRM施策OTA予約データ/入国情報を活用したターゲティング広告KOLアレンジ(台湾・香港・中国を中心としたインフルエンサー施策)出典元PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000084434.html