訪日観光客向けサービスやホテルや民泊の管理・運営などを手掛ける株式会社インバウンドホールディングスは、6月2日に訪日外国人観光客向けコンシェルジュサービス「SPOT JAPAN」をリリースした。現在、国内のホテルや民泊の2,600室に導入が決まっており、今後登録する店舗なども増やしていく予定だという。「SPOT JAPAN」とは?「SPOT JAPAN」は訪日観光客がホテルや民泊に宿泊した際に、客室内に設置された「QRコード」を自分のスマートフォンで読み込むだけで、ホテル周辺の「レストラン」や「体験スポット」「お土産店」などの情報に多言語(英語・中国語・韓国語)でアクセスできる観光ガイドサービス。観光客はアプリのダウンロードやログインが不要で、地元の最新情報を簡単にアクセスでき、Web検索やホテルのスタッフに頼らずスムーズな観光体験が可能。【ビジネスモデル】【ターゲット】<訪日観光客>特別な日本体験を効率よく楽しみたい・日本ならではの体験やグルメ、買い物を効率的に楽しみたい訪日観光客は、ガイドブックに載っていない情報を母国語で入手したい。<飲食店や体験ツアー>インバウンドの集客手段が限られている・SNSやWeb広告の運用が難しく、ライバルも多い中で効果的に訪日客を集客する手段に見つからない。<ホテル>人手不足で十分な観光案内ができない・人材確保が難しく、コンシェルジュを置けないホテルなどは、宿泊客への観光案内などの対応ができない。「SPOT JAPAN」開発の背景◆開発者の想い「家族と海外旅行した際に、“現地で近くの良いお店を知る方法がなかった”という体験があり、このサービスを着想しました。訪日観光客が現在いる場所で、気軽に現地の魅力に触れられるように、日本の観光と文化体験のハードルを少しでも下げたい。また情報発信力の小さいお店や地方へも訪問する手助けをしたい。そんな想いでこのサービスを開発しました。」◆データ●日本政府観光局(JINTO)の調査・訪日外国人旅行者はコロナ禍前の2019年3188万人を超え、 2024年は3687万人。●観光庁のインバウンド消費動向調査(2024年次)・一般客1人当たり旅行支出額:22.7 万円で、その内訳は、第1位:宿泊費7.7万円、第2位:買物代6.6万円、第3位:飲食費4.9万円。・日本滞在中に役に立った旅行情報源は、約9割がスマートフォン(89.5%)。・日本滞在中に役に立った旅行情報は、第1位:交通手段68.9%、第2位:飲食店57.9%、第3位:観光施設37.2%。サービスの概要【主な特長】① QRコードから簡単アクセス 宿泊施設は新たに機材を購入する必要はなく、観光客も自分のスマートフォンでQRコードを読み込むだけで利用でき、アプリのダウンロードやログインも不要。 宿泊施設の周辺情報に即時アクセスし、予約もできる。 ② 多言語に対応 英語・中国語・韓国語に対応 している。③ ホテル・施設の業務効率化 宿泊客からの観光案内や地域情報の問い合わせは「SPOT JAPAN」が行い、フロント業務の負担を軽減できる。【従来の観光案内と「SPOT JAPAN」の違い】従来の観光案内SPOT JAPAN利用方法フロントに聞く/自分で検索QRコードを読み取り情報の多言語対応一部のみ対応英語・中国語・韓国語リアルタイムの情報更新難しい定期更新フロント業務の負担高い観光案内は不要【SPOT JAPANの利用のイメージ(5ステップ)】1 宿泊客が部屋に設置されたQRコードを発見 ↓2 宿泊客がQRコードを読み込み ↓3「SPOT JAPAN」に自動接続 ↓4 周辺の飲食店や観光体験、お土産情報を閲覧 ↓5 気になるスポットへそのままアクセス・予約今後の展開本サービスは現在、全国のホテル・民泊約2,600施設でQRコードを先行設置している。2025年7月の本格ローンチに向けて、参画店舗の拡大を進めていくという。また、2025年末までに全国30,000室への導入を目指す。なお、初年度の今年は東京23区と大阪市内のみからスタートする。出典元PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000157623.html