星野リゾートが福島県で運営するスキー場「星野リゾート ネコマ マウンテン」は、この冬、山形県の「蔵王温泉スキー場」とともに、県境を越えた広域連携プロジェクト「Tohoku Deep Trail」を開始する。福島県の会津若松市、北塩原村、磐梯町の3市町村で組織する「会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会」と、山形県の「蔵王温泉観光協会」が協働して立ち上げたもので、2026年10月29日に蔵王体育館で合同プレス発表会を実施した。蔵王・会津間を結ぶ直行バス「Tohoku Deep Trail BUS」の運行と、宿泊優待とリフト券をセットにした特別パッケージ「東北雪旅手形」を11月から販売し、上質なパウダースノーと東北のディープな文化を巡る「冬のゴールデンルート」を創出して、エリア全体の冬季需要拡大と長期滞在型観光の推進を目指す。背景には、訪日外国人旅行者数が4,000万人を超えてリピーターの地方分散が進み、日本のパウダースノーへの需要が高まる一方で、人気スノーリゾートに混雑が集中している状況がある。東北運輸局管内の外国人宿泊比率は全体のわずか1.6%にとどまるが、1〜3月の冬期は需要が伸びており、東北全体の冬の新たな受け皿としてポテンシャルがあるという。2025年10月に両スキー場が世界70以上のスキーリゾートを滑れるシーズン券「IKON PASS」に同時加盟し、昨シーズンはネコマ マウンテンを訪れたIKON PASS利用者の約半数が蔵王も併せて利用したことから、両エリアの周遊ニーズが実証されたとして広域連携に至った。「Tohoku Deep Trail BUS」は、これまで公共交通での移動が難しかった蔵王温泉と会津磐梯エリアを直行で結ぶバス。両エリア間は約2時間で移動でき、朝一番のパウダースノーを楽しんだあと、昼食を済ませて午後に移動できるよう、発車時刻を両エリアとも午後に設定した。運行期間は2027年2月3日から25日まで(週1回の運行を予定)、所要時間は停留所により約2.5〜3.5時間(休憩を含む)、料金は片道1名6,500円(税込、予定)で、WEBサイトで事前販売する。「東北雪旅手形」は、両スキー場のリフト券、ランチ券、パッケージ限定の宿泊優待をセットにした数量限定の滞在型パッケージ。ペア200組(計400名)限定で、料金は1組2名40,000円(税込、宿泊料金は別)。ネコマ マウンテンと蔵王温泉スキー場のリフト券(ペア各2日分)、各スキー場のランチ券、参画宿での宿泊優待、オリジナル通行手形が含まれる。参画宿には、2026年10月15日に開業した「界 蔵王」や、2027年1月12日開業予定の「BunkLodge NEKOMA」、磐梯山温泉ホテル by 星野リゾートなどがある。販売開始日は2026年11月15日で、なくなり次第終了。今後は、会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会と蔵王温泉観光協会が、スキー場を核とした広域周遊ルートの磨き上げを進め、インバウンドだけでなく国内市場にも南東北の雪旅の魅力を発信する。なお、ネコマ マウンテンの営業期間は2026年11月28日から2027年5月9日までで、リフト13基・33コース、1日券(WEB購入)は大人5,900円としている。出典:星野リゾート プレスリリース