「泡盛トレイル・プロジェクト」は、コロナが明けて再び拡大しつつある国内・海外からの沖縄への旅行者をターゲットにした、「伝統の酒・泡盛の優良コンテンツ化」を目指すプログラム。 「泡盛」とツーリズムマーケットが連携することで、地域に新たな消費やしごとを生み出すウィンウィンの関係を創出し、酒類と観光関係はもとより、流通や交通、歴史文化振興など沖縄の広い領域にプラスの効果をもたらすことを目指し、1月29日より開始した。「泡盛」を取り巻く状況「沖縄固有の酒」である「琉球泡盛」は現状、海外各国・各地のワインやウィスキー、ビールのような「国やエリアを代表するツーリズム(観光)資源」のレベルに達しているとは言えないという。泡盛の沖縄県内消費が減少傾向にある中、県外・海外での販路創出・消費拡大が泡盛業界としての喫緊の課題となっている。この課題を解決するためにはまず、泡盛自体の「ブランド力強化」が重要となる。一方、沖縄の観光・ツーリズムマーケットサイドには「沖縄ツーリズムの質の向上」「県内消費金額拡大と収入の県外漏出抑止」という課題がある。こういった状況の中、日本酒・焼酎とともに琉球泡盛の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録された。泡盛トレイルプロジェクトでは、ユネスコ登録を機に、まずは特に沖縄に来訪するツーリストをターゲットとした「琉球泡盛を知り、ファンになってもらう機会」をつくり、酒類および観光双方が抱える課題の解決を目指す。「泡盛トレイル・プロジェクト(ATP)2025春」①プロ野球キャンプ(10チーム)観覧客(のべ45.7万人想定)②春休みや卒業旅行、春の観光シーズンに来訪する観光客③コロナ明け以降増加傾向にある外国人旅行者(インバウンド)を主要なターゲット層とした取り組みを展開する。■展開するプログラム(趣旨)・県内各地の泡盛酒造所(メーカー:17社) ⇒蔵・製造工程見学・ガイドツアー実施や試飲、レクチャー等・本事業主旨に賛同した県内料飲店(45店舗)と酒販店(18店舗) ⇒泡盛と料理のマッチング、「お土産品・ギフトとしての泡盛」県外消費拡大・県内各地の観光情報発信基地(観光案内所など) ⇒旅行者の泡盛認知度向上という3つのシーンで展開。 泡盛の認知・理解度向上と、「泡盛ファン」「リピーター」の拡大「沖縄泡盛トレイル2025春」プロジェクト内容 期間:2025年1月29日(水)~2025年3月31日(月)①各酒造所において「蔵人によるガイドツアー+テイスティング」プログラム実施 ※一部見学のみ受付の酒造所あり ・「泡盛Awamori」についての解説、蔵人による泡盛蔵のガイドツアー ・テイスティング(試飲会)・・・蔵元による解説付きの飲み比べ ・所要時間:1時間程度(予定) ・参加費:一人あたり500円~7,000円 *各社で有料・無料の見学があり ・原則として、各酒造所への事前申し込み制 ・1回あたりの最大受け入れ人数等は酒造所ごとに設定参加酒造所 一覧(計17酒造所) ○ガイドツアー(有料) ・伊是名酒造所(伊是名村) ・やんばる酒造(大宜味村) ・ヘリオス酒造(名護市) ・松藤(金武町) ・咲元酒造(恩納村) ・比嘉酒造(読谷村) ・神村酒造(うるま市) ・新里酒造(うるま市) ・八重泉酒造(石垣市) ・米島酒造(久米島町) ・龍泉酒造(名護市) *無料案内のみ ・今帰仁酒造(今帰仁村) *無料案内のみ ○見学のみ ・瑞泉酒造(那覇市) ・まさひろ酒造 (糸満市) ・協同組合琉球泡盛古酒の郷(うるま市) ・高嶺酒造所(石垣市) ・北谷長老酒造工場(北谷町)*見学不可、蔵元説明のみ②沖縄県内の飲食店や土産品店でミニ特典を実施・パンフレットの“泡盛の蔵元がおススメする飲食店”で★マーク記載店でパンフレット提示すると特典取得可能・パンフレットの“泡盛が買える酒販・土産品店”で掲載店でパンフレット提示すると記載された特典取得可能※一部店舗では特典が無い店舗もあり③泡盛インフォメーションセンターで泡盛情報発信中・泡盛の歴史・文化や伝統的酒造りを知ることができ、各酒造所泡盛の試飲も可。・各蔵見学の予約状況確認、近隣の飲食店・土産品店をご案内。■事業公式HP 泡盛トレイル・プロジェクト https://okinawa-awamori.or.jp/trail/