あらゆる香りを科学し、デザインするセントテクノロジーカンパニーのプロモツール株式会社は、高級ホテルを対象とした「香りのトータルブランディングサービス」の提供を開始した。ホテルの歴史、立地、建築、顧客層、目指す滞在価値をもとにそのホテルだけのシグネチャーアロマを開発し、開発した香りを館内空間だけで終わらせず、アメニティ、ルームフレグランス、ハンドソープ、ボディケア商品などへ展開、企画・製造まで一気通貫でサポートするという。高級ホテルでは、ロビーや客室の設計、照明、音楽、接客と同様に香りも滞在体験を形づくる重要な要素になっている一方、オリジナルアロマの開発、館内への安定した拡散、日々の運用、アメニティや物販商品への展開にはそれぞれ異なる専門性が必要で、複数の事業者に分けて発注すると商品ごとに香りの印象が異なったり品質管理やブランド表現にばらつきが生じたりする課題があったという。また、館内で香りを体験してもそれを持ち帰れる商品がなければ宿泊客との接点は滞在中だけで終わってしまうとし、香りをアメニティや物販商品へ展開することでチェックアウト後もブランドとの接点を継続し、新たな収益源として活用できるとしている。背景として、韓国ではホテルライクホームの需要拡大により、ホテルのリビング関連商品の売上が前年同期比約70%増となった事例なども紹介している。同社はこれまで、日本航空の空港ラウンジ、グランドニッコー東京台場、JRタワーホテル日航札幌、ホテルニューグランド、ラフォーレ箱根強羅湯の棲綾館、郵船クルーズ「飛鳥III」などでオリジナルアロマの開発や香り空間の演出を手がけてきたといい、今回、個別に提供してきた香りの開発、空間芳香、香りグッズOEM、販売施策の企画を高級ホテル向けの一つのサービスとして体系化するという。サービスは、ロビーの香り空間演出や客室用ルームスプレー、ホテルショップ販売商品など一つの施策から開始でき、宿泊客の反応や予算に応じて段階的に展開を広げられる点を特徴とする。具体的には、ホテルの歴史や地域性、客層、サービスコンセプトを調査し香りを設計する工程、4,000種類以上の香りを手がけてきた調香師・渡辺武志氏らによるオリジナルアロマ開発、ロビーやフロント、エレベーターホール、スパ、客室など場所ごとに国産高級業務用アロマディフューザーを用いて設計する香り空間デザイン、ルームスプレーやリードディフューザー、アロマオイル、キャンドル、ハンドソープ、シャンプーなどへのアメニティ・物販商品OEM展開、開業記念や周年、婚礼、季節イベントなどに合わせた限定商品の企画支援までを一気通貫で提供する。同社は香り技術研究所と香りAIラボを設け、調香師・研究者・AIの専門人材が連携して香りを開発。日本香料工業会の正会員として、IFRA(国際香粧品香料協会)の基準を踏まえた安全性確保に努めているという。代表取締役社長CEOの緒方健介氏は、香りは目に見えないがその場所の印象を記憶に残す力があるとし、館内で体験するだけでなく商品として自宅まで届けることで、ホテルの香りを長く愛され収益も生み出すブランド資産へ育てることが自社の役割だと述べている。主な導入実績として、日本航空全国15カ所、郵船クルーズ「飛鳥III」、グランドニッコー東京台場、JRタワーホテル日航札幌、ホテルニューグランド、グランドニッコー東京ベイ舞浜、ホテルアソシア新横浜、ラフォーレ箱根強羅湯の棲綾館、富良野リゾートオリカなどを挙げている。出典:プロモツール株式会社 プレスリリース