株式会社西鉄ホテルズは、家族や仲間と大人数で中長期滞在できるアパートメントホテル事業に参入すると発表した。新ブランド名は「CoATT(コアット)」。2029年に「東京・両国」「大阪・なんば」「札幌・すすきの」の3施設を開業する予定だ。同社はこれまで「西鉄グランドホテル」「ソラリア西鉄ホテル」「西鉄ホテル クルーム」「西鉄イン」の4ブランドを展開してきた。近年はインバウンド需要の回復・拡大を背景に、家族やグループで一緒に過ごしながら、旅先でも自分たちのペースで滞在したいというニーズが高まっている。新ブランドはこうした需要に応える受け皿として位置づけられる。ブランドコンセプトは「シームレスに楽しむ拠点となり、みんなの旅の時間が豊かになるホテル」。不慣れな土地でも移動や手続き、滞在中の不安をできるだけ減らし、気兼ねなく一緒に過ごせる旅の拠点を目指す。客室は4~6名での利用を中心に広さを確保し、リビング・ダイニングやプロジェクターを備えた団らんスペースを設ける。ミニキッチンや洗濯乾燥機も置き、自宅のように過ごせる生活機能を整える。運営面では、セルフチェックインや完全キャッシュレス決済などのデジタル技術で手続きを効率化する一方、必要なときにはスタッフにつながる有人サポートも用意する。西鉄ホテルズが培ってきた清掃・品質管理のノウハウを生かし、「暮らすように過ごせる自由さ」と「ホテルならではの安心感」の両立を図る。さらに、地域の文化や特産品、ローカル情報に触れられる仕掛けを通じて、滞在先の街をより深く楽しめる体験も提供する。ブランド名には、つながりや交流を表す「Co」(communication、connection、community)、場所・拠点を表す「AT」、旅先の魅力に惹きつけられる体験を表す「ATT」(attract)の意味を込めた。計画中の客室数は、東京・両国が36室、大阪・なんばが69室、札幌・すすきのが63室。3施設とも駅に近く、観光や中長期滞在の拠点として使いやすい立地だという。西鉄グループは、旅行需要の拡大とニーズの多様化に各ブランドで対応し、国内外でホテル事業のさらなる展開を進める方針を示している。出典:株式会社西鉄ホテルズ(西日本鉄道株式会社)プレスリリース