株式会社アーネットは、株式会社ACCESSとJR別府駅で観光案内所を運営する一般社団法人 別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINKと連携し、 株式会社ACCESSの生成AIプラットフォーム 「FrascoAI™」 を活用したAIアバター対応「AI観光ガイド」システムを構築し、別府市のJR別府駅観光案内所「ワンダーコンパス別府」にて、実証実験を実施した。実証実験の背景コロナ禍後、国内外からの観光客急増による、観光業界での人手不足が深刻化しており、観光案内所において接客数の増加に伴い、本来の案内サービスが提供できなかったり、利用者を待たせ状況が今後も続くことが課題として顕著化。この課題に対して、AI技術と観光案内人を掛け合わせ、デジタル上での「AI観光ガイド」で解決ができるのではないかと考え、実証実験を行う運びとなった。実証実験では、「AI観光ガイド」を活用し、今後さらに増加が見込まれる観光客に対して、円滑な案内サービスを提供する為の可能性や、問題点や課題等の確認を行い、全国の同じ課題を有している観光事業者への展開を目指している。AIアバターとはAIアバターは、3Dキャラクターとして表現される人工知能のデジタルアバターで、観光案内の分野で注目されている。従来は人が行っていた観光客への案内業務の一部をAIアバターが担うことで、ガイドの負担を軽減できる点が大きな利点となる。このAIアバターは、自然言語処理技術を活用して観光客とリアルな会話を行い、観光地の魅力や詳細な情報をわかりやすく伝えることができる。また、観光客からの質問にスムーズに応答することで、より快適で魅力的な観光体験を提供する。AIアバターを活用することで、案内サービスの質を維持しながら、対応可能な観光客数を増やすことも可能となる。実証実験の目的と期待される効果本実証実験では、観光案内所「ワンダーコンパス別府」において、AIアバターによる観光案内を実施。具体的には、観光案内所を訪れた観光客に、AIアバターが観光地情報や施設案内などを提供。これにより、スタッフの負担軽減と、観光客への対応速度の向上が期待されるという。また、AIアバターは多言語対応が可能であり、国内外からの多様な観光客に対してもスムーズなコミュニケーションが可能。さらに、AI技術とアバター技術によって、観光案内所の運営効率を高め、観光地の魅力をより多くの人々に伝えることができる。各事業者の役割について今後の展望本実証実験を通じて得られたデータを基に、AIアバター技術の更なる改良と観光案内ガイドシステムの進化を図り、観光案内業務の人手不足の課題を有する他の観光地にも導入を拡大していく予定。 【実施期間】・実証1回目:12月12日(木)〜12月14日(土)10:00 〜 16:00・実証2回目:12月19日(木)〜12月21日(土)10:00 〜 16:00※上記のスケジュールはスタッフ2名常駐。【場所】ワンダーコンパス別府(別府駅観光案内所)〒874-0935 別府市駅前町12ー13 BIS南館【内容】地獄めぐり7箇所の案内を多言語(日本語・英語・中国・韓国)にて実施。AIアバターを使った観光案内体験を、観光客に利用してもらう。今後のAI活用のニーズや課題について調査予定。※うみたまご・高崎山・たのうらら等の案内を、適時内容を追加する予定ACCESS、ACCESSロゴ、FrascoAI、FrascoAIロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標。