多言語映像通訳サービス「みえる通訳」を提供する株式会社テリロジーサービスウェアは、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営を行う全国17カ所の西武プリンスホテルズ&リゾーツの施設で、「みえる通訳」が4月末までに順次導入される。導入の背景新型コロナ収束後、インバウンド利用者は、西武プリンスホテルズ&リゾーツ全体で堅調に推移しており、主にアメリカ、中国、台湾からの多く訪れている。そのような状況下で、現場では英語以外の言語に対応できるスタッフが限られていることが大きな課題となっている。特に、英語が得意でない利用者の対応では、現場の一部のスタッフに負荷が集中してしまう状況があった。また、人材の面では、日本人や外国人問わず質を重視した採用を行っているものの、中国語等、英語以外の言語では難しい状況が続いている。さらに、夜間などスタッフの少ない時間帯や、緊急時における多言語対応の難しさも、解決すべき問題となっている。 導入の決め手 「みえる通訳」を選んだ最大の理由は、“対人”による通訳サービスであること。導入にあたっては、検討中のホテルでトライアルを行い、現場での使い勝手やスタッフの反応を確認した。「みえる通訳」では、翻訳機だと伝えにくい細かなニュアンスや、宗教的・文化的な配慮についても、通訳者が迅速に対応できることが評価ポイントとなった。 さらに、人件費と比較したコストパフォーマンスの高さや、深夜帯もカバーできる提供時間、通訳者への接続のしやすさも導入の決め手となった。導入後の効果現場からは、特に夜間など少人数体制での対応時に「もう一人スタッフがいる」と、精神的な安心感を得られるという声が効果としてあがっている。 また、救急対応時に「みえる通訳」を利用し、専門的なコミュニケーションをカバーできたことが非常に助かったという声も寄せられた。特に、病状の聞き取りなど専門的な言葉を必要とする場面では、スタッフの心理的な負担を軽減することにつながっている。 さらに、機械翻訳では対応が難しい長時間のコミュニケーションにも、「みえる通訳」を活用することで対応時間の効率化や短縮につながっている。今後の展望今後も「みえる通訳」を活用し、特に緊急時の対応や言語対応が難しい場面でのサポートを強化することで、顧客満足度(CS)の向上を目指す。また、スタッフが対応できない言語のコミュニケーションを補完することで、業務効率の向上とスタッフの心理的負担の軽減にもつなげていく。■導入先一覧多言語映像通訳サービス「みえる通訳」についてタブレットやスマートフォンからワンタッチで通訳オペレーターにつながり、接客をサポートする映像通訳サービス。日本語と外国語が話せる専門の通訳オペレーターとFace to Faceでお互いの顔や表情が見えるため、微妙なニュアンスや機械では判別できない難しい内容でも会話することができる。通訳コールセンターは、英・中・韓・タイ・ロシア・ポルトガル・スペイン・ベトナム・フランス・タガログ・インドネシア・ネパール・ヒンディーの13言語で24時間365日対応(※一部言語を除く)している。手話通訳(日本手話)を標準提供障害者差別解消法の改正に伴い、令和6年4月1日より、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が「努力義務」から「義務」に変更された。「みえる通訳」は手話通訳を全プランに標準提供しており、「みえる通訳」を導入している全ての企業や公共交通機関、行政機関などで手話通訳が利用可能。みえる通訳 サービスサイト : https://www.mieru-tsuyaku.jp/出典元PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000031844.html